Amazon Lightsail インスタンスまたはディスクの自動スナップショットの有効化または無効化
最終更新日: 2020 年 9 月 24 日
インスタンスまたはブロックストレージディスクの自動スナップショット機能を有効化すると、Amazon Lightsail は、デフォルトの自動スナップショット時間、または指定した時刻にリソースのスナップショットを作成します。手動スナップショットと同様に、自動スナップショットをベースラインとして、新しいリソースを作成したり、データをバックアップできます。
自動スナップショットが作成されると、Lightsail アカウントに保存されている自動スナップショットはスナップショットストレージ料金が課金されます。
目次
自動スナップショットの制限
自動スナップショットには、以下の制限が適用されます。
Lightsail コンソールを使用して、ブロックストレージディスクの自動スナップショットを有効または無効にすることはできません。ブロックストレージディスクの自動スナップショットを有効化または無効化するには、Lightsail API、AWS Command Line Interface (AWS CLI) あるいは SDK を使用します。詳細については、「AWS CLI を使用した自動スナップショットの有効化または無効化」を参照してください。
自動スナップショットは現在、Windows インスタンスまたはマネージドデータベースではサポートされていません。代わりに、Windows インスタンスまたはマネージドデータベースの手動スナップショットを作成して、それらをバックアップする必要があります。詳細については、「Amazon Lightsail での Windows Server インスタンスのスナップショットの作成」および「Amazon Lightsail でのデータベースのスナップショットの作成」を参照してください。マネージドデータベースには、デフォルトで有効になっているポイントインタイムバックアップ機能もあり、これを使用してデータを新しいデータベースに復元できます。詳細については、「Amazon Lightsail で特定の時点のバックアップからデータベースを作成する」を参照してください。
自動スナップショットでは、ソースリソースのタグは保持されません。自動スナップショットから作成される新しいリソースでソースリソースのタグを保持するには、自動スナップショットから新しいリソースを作成するときにタグを手動で追加する必要があります。詳細については、「Amazon Lightsail でリソースにタグを追加する」を参照してください。
自動スナップショット保持
毎日 7 つの最新の自動スナップショットが保存されたあと、最も古いものから最新のものに置き換えられます。さらに、ソースリソースを削除した場合、リソースに関連付けられたすべての自動スナップショットは削除されます。この動作は、ソースリソースを削除した後でも Lightsail アカウントに保存される手動スナップショットとは異なります。自動のスナップショットを置き換えられないようにしたり、ソースリソースを削除した際に削除されないようにしたい場合、自動スナップショットを手動スナップショットとしてコピーすることができます。
リソースの自動スナップショット機能を無効化した時、リソースの既存の自動スナップショットは、以下のいずれかの操作を行うまで、ソースリソースとともに保持されます。
自動スナップショットを再度有効化して、既存の自動スナップショットが新しいスナップショットに置き換える。
ソースリソースを削除して関連した自動スナップショットを削除する。
Lightsail コンソールを使用したインスタンスの自動スナップショットの有効化または無効化
Lightsail コンソールを使用してインスタンスの自動スナップショットを有効または無効にするには、以下の手順を実行します。
Lightsail コンソールにサインインします。
Lightsail ホームページで、[Instances (インスタンス)] タブを選択します。
自動スナップショットを有効または無効にするインスタンスの名前を選択します。
インスタンス管理ページで、[Snapshots (スナップショット)] タブを選択します。
[自動スナップショット] セクションで、トグルを選択して有効にします。同様に、有効になっている場合は、トグルを選択して無効にします。
プロンプトで、[Yes, enable (はい、有効にする)] を選択して自動スナップショットを有効にするか、[Yes, disable (はい、無効にする)] を選択してこの機能を無効にします。
しばらくすると、自動スナップショットが有効または無効になります。
自動スナップショット機能を有効にした場合は、自動スナップショット時間の変更も必要になることがあります。詳細については、「Amazon Lightsail でのインスタンスまたはブロックストレージディスクの自動スナップショット時間の変更」を参照してください。
自動スナップショット機能を無効にする場合、リソースの既存の自動スナップショットは、この機能を再度有効にして新しいスナップショットに置き換えられるか、お客様が削除するまで、保持されます。Lightsail アカウントに保存されている自動スナップショットは、スナップショットストレージ料金が課金されます。自動スナップショットの削除の詳細については、「Amazon Lightsail でのインスタンスまたはディスクの自動スナップショットの削除」を参照してください。
AWS CLI を使用したインスタンスまたはブロックストレージディスクの自動スナップショットの有効化または無効化
AWS CLI を使用してインスタンスまたはブロックストレージディスクの自動スナップショットを有効化または無効化するには、以下のステップを実行します。
ターミナルまたはコマンドプロントウィンドウを開きます。
まだインストールしていない場合は、 AWS CLI をインストールして、Lightsail と連携するように設定します。
自動スナップショットを有効にするか無効にするかに応じて、この手順で説明するコマンドのいずれかを入力します。
注意
これらのコマンドでは、
autoSnapshotAddOnRequest={snapshotTimeOfDay=HH:00}
パラメータはオプションです。自動スナップショットを有効にするときに毎日の自動スナップショット時間を指定しない場合、Lightsail によってリソースにデフォルトのスナップショット時間が割り当てられます。詳細については、「Amazon Lightsail でのインスタンスまたはブロックストレージディスクの自動スナップショット時間の変更」を参照してください。以下のコマンドを入力して、既存のリソースの自動スナップショットを有効にします。
aws lightsail enable-add-on --region Region --resource-name ResourceName --add-on-request addOnType=AutoSnapshot,autoSnapshotAddOnRequest={snapshotTimeOfDay=HH:00}
コマンドで、以下のように置き換えます。
Region をリソースが位置する AWS リージョン と置き換える。
ResourceName は、リソースの名前に置き換えます。
HH:00 は、協定世界時 (UTC) での毎日の自動スナップショット時間 (1 時間単位) に置き換えます。
例:
aws lightsail enable-add-on --region us-west-2 --resource-name WordPress-1 --add-on-request addOnType=AutoSnapshot,autoSnapshotAddOnRequest={snapshotTimeOfDay=18:00}
以下のコマンドを入力して、新しいインスタンスを作成するときに自動スナップショットを有効にします。
aws lightsail create-instances --region Region --availability-zone AvailabilityZone --blueprint-id BlueprintID --bundle-id BundleID --instance-name InstanceName --add-ons addOnType=AutoSnapshot,autoSnapshotAddOnRequest={snapshotTimeOfDay=HH:00}
コマンドで、以下のように置き換えます。
Region をインスタンスが作成される AWS リージョンに置き換える。
AvailabilityZone は、インスタンスが作成されるアベイラビリティーゾーンに置き換えます。
BlueprintID は、インスタンスに使用する設計図 ID に置き換えます。
BundleID は、インスタンスに使用するバンドル ID に置き換えます。
InstanceName は、インスタンスに使用する名前に置き換えます。
HH:00 は、協定世界時 (UTC) での毎日の自動スナップショット時間 (1 時間単位) に置き換えます。
例:
aws lightsail create-instances --region us-west-2 --availability-zone us-west-2a --blueprint-id wordpress_5_1_1_2 --bundle-id medium_2_0 --instance-name WordPressInstance --add-ons addOnType=AutoSnapshot,autoSnapshotAddOnRequest={snapshotTimeOfDay=20:00}
以下のコマンドを入力して、新しいディスクを作成するときに自動スナップショットを有効にします。
aws lightsail create-disk --region Region --availability-zone AvailabilityZone --size-in-gb Size --disk-name DiskName --add-ons addOnType=AutoSnapshot,autoSnapshotAddOnRequest={snapshotTimeOfDay=HH:00}
コマンドで、以下のように置き換えます。
Region をディスクが作成される AWS リージョンに置き換える。
AvailabilityZone は、ディスクが作成されるアベイラビリティーゾーンに置き換えます。
Size は、ディスクの希望サイズ (GB 単位) に置き換えます。
DiskName は、ディスクに使用する名前に置き換えます。
HH:00 は、協定世界時 (UTC) での毎日の自動スナップショット時間 (1 時間単位) に置き換えます。
例:
aws lightsail create-disk --region us-west-2 --availability-zone us-west-2a --size-in-gb 32 --disk-name Disk01 --add-ons addOnType=AutoSnapshot,autoSnapshotAddOnRequest={snapshotTimeOfDay=18:59}
以下のコマンドを入力して、リソースの自動スナップショットを無効にします。
aws lightsail disable-add-on --region Region --resource-name ResourceName --add-on-type AutoSnapshot
コマンドで、以下のように置き換えます。
Region を リソースが位置する AWS リージョンと置き換える。
ResourceName は、リソースの名前に置き換えます。
例:
aws lightsail disable-add-on --region us-west-1 --resource-name MyFirstWordPressWebsite01 --add-on-type AutoSnapshot
次の例に示すような結果が表示されます。
しばらくすると、自動スナップショットが有効または無効になります。
自動スナップショット機能を有効にした場合は、自動スナップショット時間の変更も必要になることがあります。詳細については、「Amazon Lightsail でのインスタンスまたはブロックストレージディスクの自動スナップショット時間の変更」を参照してください。
自動スナップショット機能を無効にする場合、既存の自動スナップショットは、この機能を再度有効にして新しいスナップショットに置き換えられるか、お客様が削除するまで、保持されます。Lightsail アカウントに保存されている自動スナップショットは、スナップショットストレージ料金が課金されます。自動スナップショットの削除の詳細については、「Amazon Lightsail でのインスタンスまたはディスクの自動スナップショットの削除」を参照してください。
注意
EnableAddOn と DisableAddOn API オペレーションの詳細については、「Lightsail API ドキュメントの EnableAddOn および DisableAddOn」 を参照してください。