チュートリアル: Lightsail LAMP インスタンスを Aurora データベースに接続する - Amazon Lightsail

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チュートリアル: Lightsail LAMP インスタンスを Aurora データベースに接続する

投稿、ページ、およびユーザーのアプリケーションデータは、Amazon Lightsail の LAMP インスタンスで実行している MariaDB データベースに保存されています。WordPress インスタンスに障害が発生した場合、データが回復不可能になる場合があります。このシナリオを回避するには、 MySQL マネージドデータベースにアプリケーションのデータを転送する必要があります。

Amazon Aurora はクラウド用に構築された MySQL と PostgreSQL 互換のリレーショナルデータベースです。これは従来のエンタープライズデータベースのパフォーマンスと可用性に、オープンソースデータベースのシンプルさと費用対効果を組み合わせています。Aurora は、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) の一部として提供されています。Amazon RDS は、クラウドでリレーショナルデータベースを簡単に設定、運用、およびスケールすることができるマネージドデータベースサービスです。詳細については、「Amazon Relational Database Service ユーザーガイド」と「Aurora の Amazon Aurora ユーザーガイド」を参照してください。

このチュートリアルでは、Lightsail 内の LAMP インスタンスからアプリケーションデータベースを Amazon RDS 内の Aurora マネージドデータベースに接続する方法について説明します。

目次

ステップ 1: 前提条件を満たす

開始する前に次の前提条件を完了します。

  1. Lightsail で LAMP インスタンスを作成し、アプリケーションを設定します。続行する前に、インスタンスは実行中状態になっていることを確認してください。詳細については、「チュートリアル: Lightsail で LAMP インスタンスを起動して設定する」を参照してください。

  2. Lightsail アカウントで VPC ピアリングを有効にします。詳細については、「Lightsail の外で AWS リソースを使用するために Amazon VPC ピア接続をセットアップする」を参照してください。

  3. Amazon RDS に Aurora マネージドデータベースを作成します。データベースは、LAMP リソースと同じ AWS リージョン にある必要があります。続行する前に、データベースが実行中状態になっていることを確認してください。詳細については、「Aurora の Amazon Aurora ユーザーガイド」の「Amazon Aurora の使用開始」を参照してください。

ステップ 2: Aurora データベースのセキュリティグループを設定する 

AWS セキュリティグループは AWS リソースの仮想ファイアウォールとして機能します。Amazon RDS 内の Aurora データベースに接続できる送受信トラフィックを制御します。詳細については、「Amazon Virtual Private Cloud ユーザーガイドのセキュリティグループを使用してリソースへのトラフィックを制御する」を参照してください。

LAMP インスタンスが Aurora データベースへの接続を確立できるよう、以下の手順を完了してセキュリティグループを設定します。

  1. Amazon RDS コンソールにサインインします。

  2. ナビゲーションペインで、[Databases] (データベース) を選択します。

  3. LAMP インスタンスが接続する Aurora データベースの[ライターインスタンス]を選択します。

  4. [Connectivity & security (接続とセキュリティ)] タブを選択します。

  5. [Endpoint & port] (エンドポイントとポート) セクションに表示されるライターインスタンスエンドポイント名ポートを記録します。これらの情報は、データベースに接続する Lightsail インスタンスを設定するときに必要になります。

  6. [Security] (セキュリティ) セクションでアクティブな VPC セキュリティグループのリンクを選択します。データベースのセキュリティグループにリダイレクトされます。

    
            Amazon RDS コンソールの [接続とセキュリティ] タブのスクリーンショット。
  7. Aurora データベースのセキュリティグループが選択されていることを確認します。

  8. [Inbound rules] (インバウンドルール) タブを開きます。

  9. [Edit inbound rules] (インバウンドルールの編集) を選択します。

    
            Amazon RDS コンソールの [インバウンドルール] タブのスクリーンショット。
  10. [Edit inbound rules] (インバウンドルールの編集) ページで [Add rule] (ルールの追加) を選択します。

  11. 次のいずれかのステップを完了します。

    • デフォルトの MySQL ポート 3306 を使用する場合は、[Type] (タイプ) ドロップダウンメニューから [MySQL/Aurora] を選択します。

    • データベースのカスタムポートを使用する場合は、[Type] (タイプ) ドロップダウンメニューから [Custom TCP] (カスタム TCP) を選択し、[Port Range] (ポート範囲) テキストボックスにポート番号を入力します。

  12. [Source] (ソース) テキストボックスに LAMP インスタンスのプライベート IP アドレスを追加します。IP アドレスは、 CIDR 表記で入力する必要があります (/32 を追加する必要があります)。例えば、192.0.2.0 を許可するには「192.0.2.0/32」と入力します。

  13. [Save Rules] (ルールの保存) を選択します。

    
            Amazon RDS コンソールの [インバウンドルール] 詳細のスクリーンショット。

ステップ 3: Lightsail インスタンスから Aurora データベースに接続する

以下の手順を完了して、Lightsail インスタンスから Aurora データベースに接続できることを確認します。

  1. Lightsail コンソールにサインインします。

  2. Lightsail ホームページで、[Instances (インスタンス)] タブを選択します。

    
            Lightsail ホームページ。
  3. SSH を使用して接続する LAMP インスタンスのブラウザベースの SSH クライアントアイコンを選択します。

    
            ブラウザベースの SSH クライアントのアイコン。
  4. インスタンスに接続したら、次のコマンドを入力して、Aurora データベースに接続します。このコマンドでは、DatabaseEndpoint を実際の Aurora データベースのエンドポイントアドレスで置き換え、Port をデータベースのポートで置き換えます。MyUsername は、データベースを作成したときに入力したユーザーの名前で置き換えます。

    mysql -h DatabaseEndpoint -P Port -u MyUserName -p

    インスタンスが Aurora データベースにアクセスおよび接続できれば、次の例のような応答が表示されます。

    
            正常な MySQL 接続応答。

    この応答が表示されない場合、またはエラーメッセージが表示された場合は、データベースのセキュリティグループを設定して、Lightsail インスタンスのプライベート IP アドレスからの接続を許可する必要があることがあります。詳細については、このガイドの「Aurora データベースのセキュリティグループを設定する」を参照してください。

ステップ 4: MariaDB データベースを LAMP インスタンスから Aurora データベースに転送する 

インスタンスからデータベースに接続できることを確認した後は、データを LAMP インスタンスデータベースから Aurora データベースに移行する必要があります。詳細については、「Aurora の Amazon Aurora ユーザーガイド」の「Amazon Aurora MySQL DB クラスターのモニタリングデータ」を参照してください。

ステップ 5: Aurora マネージドデータベースに接続するようアプリケーションを設定する

アプリケーションデータを Aurora データベースに転送した後、LAMP インスタンス上で実行するアプリケーションを設定して Aurora データベースに接続します。SSH を使用して LAMP インスタンスに接続し、アプリケーションのデータベース設定ファイルにアクセスします。設定ファイルで、Aurora データベースのエンドポイントアドレス、データベースユーザー名、およびパスワードを定義します。設定ファイルの例を以下に示します。


        アプリケーション設定ファイル。