チュートリアル: WordPress ウェブサイトを Lightsail の MySQL マネージドデータベースに接続する - Amazon Lightsail

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チュートリアル: WordPress ウェブサイトを Lightsail の MySQL マネージドデータベースに接続する

投稿、ページ、およびユーザーの重要な WordPress ウェブサイトデータは、Amazon Lightsail のインスタンスで実行されている MySQL データベースに保存されています。WordPress インスタンスに障害が発生した場合、データが回復不可能になる場合があります。このシナリオを回避するには、 MySQL マネージドデータベースにウェブサイトのデータを転送する必要があります。

このチュートリアルでは、WordPress ウェブサイトデータを Lightsail の MySQL マネージドデータベースに転送する方法について説明します。ウェブサイトがマネージドデータベースに接続され、インスタンスで実行されているデータベースへの接続を停止するために、インスタンス上の WordPress 設定 (wp-config.php) ファイルを編集する方法についても説明します。

目次

ステップ 1: 前提条件を満たす

開始する前に、前提条件として以下の作業を実行します。

ステップ 2: MySQL マネージドデータベースに WordPress データベースを転送する

次の手順を実行して、WordPress ウェブサイトデータを、Lightsail の MySQL マネージドデータベースに転送します。

  1. Lightsail コンソールにサインインします。

  2. [Instances] (インスタンス) タブで、WordPress インスタンス用ブラウザベースの SSH クライアントアイコンを選択します。

    
            Lightsail コンソールのブラウザベースの SSH クライアントアイコン。
  3. ブラウザベースの SSH クライアントを WordPress インスタンスに接続後、以下のコマンドを入力して、bitnami_wordpress データベースのデータを MySQL マネージドデータベースに転送します。DbUserName をマネージドデータベースのユーザー名に置き換え、DbEndpoint をマネージドデータベースのエンドポイントアドレスに置き換えてください。

    sudo mysqldump -u root --databases bitnami_wordpress --single-transaction --compress --order-by-primary -p$(cat /home/bitnami/bitnami_application_password) | sudo mysql -u DbUserName --host DbEndpoint --password

    sudo mysqldump -u root --databases bitnami_wordpress --single-transaction --compress --order-by-primary -p$(cat /home/bitnami/bitnami_application_password) | sudo mysql -u dbmasteruser --host ls-abc123exampleE67890.czowadgeezqi.us-west-2.rds.amazonaws.com --password
  4. プロンプトで、MySQL マネージド型データベースのパスワードを入力し、Enter を押します。

    入力中にパスワードを表示することはできません。

    
            WordPress データベースを Lightsail の MySQL マネージドデータベースに転送するパスワードプロンプト。
  5. データが正常に転送されると以下のような表示が出ます。

    エラーが表示される場合は、正しいデータベース、ユーザー名、パスワード、またはエンドポイントが使用されていることを確認して、もう一度試してください。

    
            Lightsail の MySQL マネージドデータベースに正常に転送された WordPress データベース。

ステップ 3: MySQL マネージド型データベースに WordPress を接続するように設定する

ウェブサイトが MySQL マネージドデータベースに接続されるように、以下の手順を実行して WordPress 設定ファイル (wp-config.php) を編集します。

  1. 問題が発生した場合は、WordPress インスタンスに接続されているブラウザベースの SSH クライアントで、以下のコマンドを入力し、wp-config.php ファイルのバックアップを作成します。

    cp /opt/bitnami/wordpress/wp-config.php /opt/bitnami/wordpress/wp-config.php-backup
  2. 以下のコマンドを入力して、Nano テキストエディタ を使用し、wp-config.php ファイルを開きます。

    nano /opt/bitnami/wordpress/wp-config.php
  3. 以下の例のようにDB_USERDB_PASSWORD、およびDB_HOST 値が見つかるまで下にスクロールします。

    
            変更前の Wordpress 設定ファイル。
  4. 次の値を変更します。

    • DB_USER — これを編集して MySQL マネージドデータベースのユーザー名に一致させます。Lightsail マネージドデータベースのデフォルトプライマリーユーザー名はdbmasteruser です。

    • DB_PASSWORD — これを編集して MySQL マネージドデータベースのパスワードに一致させます。詳細については、「データベースのパスワードを管理する」を参照してください。

    • DB_HOST — これを編集して MySQL マネージドデータベースのエンドポイントに一致させます。ホストアドレスの末尾に必ず :3306 ポート番号を入力します。例えば、「ls-abc123exampleE67890.czowadgeezqi.us-west-2.rds.amazonaws.com:3306」と入力します。

    結果は次の例のようになります。

    
            WordPress 設定ファイルへの変更。
  5. Ctrl+X を押して Nano を終了し、Y および Enter を押して編集内容を保存します。

  6. 以下のコマンドを入力して、インスタンス上のウェブサービスを再起動します。

    sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart

    サービスが再起動されると以下のような結果が表示されます。

    
            WordPress インスタンスでのサーバーサービスの再起動。

    お疲れ様でした。これで、WordPress サイトは MySQL マネージド型データベースを使用できるように設定されました。

    注記

    何らかの理由で、元の wp-config.php ファイルを復元する必要がある場合は、以下のコマンドを入力し、前にこのチュートリアルで作成したバックアップを使用して復元します。

    cp /opt/bitnami/wordpress/wp-config.php-backup /opt/bitnami/wordpress/wp-config.php

ステップ 4: 次のステップを完了する

WordPress ウェブサイトを MySQL マネージドデータベースに接続したら、以下の追加ステップを実行します。