追加のブロックストレージディスクを作成して Linux ベースの Lightsail インスタンスにアタッチする
最終更新日: 2020 年 11 月 4 日
Lightsail インスタンス用に追加のブロックストレージディスクを作成してアタッチすることができます。追加ディスクを作成したら、Linux/Unix ベースの Lightsail インスタンスに接続してディスクをフォーマットおよびマウントする必要があります。
このトピックでは、Lightsail を使用して新しいディスクを作成し、アタッチする方法について説明します。さらに、アタッチされたディスクをフォーマットしてマウントできるように、SSH を使用して Linux/Unix ベースのインスタンスに接続する方法についても説明します。
Windows Server ベースのインスタンスを使用している場合は、代わりに「Amazon Lightsail でブロックストレージディスクを作成して Windows Server インスタンスにアタッチする」を参照してください。
ステップ 1: 新しいディスクを作成してインスタンスにアタッチする
Lightsail のホームページで [ストレージ] を選択します。
[ディスクの作成] を選択します。
Lightsail インスタンスが配置されている AWS リージョンおよびアベイラビリティーゾーンを選択します。
サイズを選択します。
ディスクの名前を入力します。
リソース名:
Lightsail アカウントの各AWS リージョンで一意であることが必要です。
2 〜 255 文字を含める必要があります。
先頭と末尾は英数字または数字にする必要があります。
英数字、数字、ピリオド、ダッシュ、アンダースコアを含めることができます。
以下のいずれかのオプションを選択して、ディスクにタグを追加します。
[Add key-only tags (キーのみのタグを追加)] または [Edit key-only tags (キーのみのタグを編集)] (タグが追加済みの場合)。タグキーのテキストボックスに新しいタグを入力し、Enter キーを押します。タグの入力を完了したら、[保存] を選択してタグを追加します。タグを追加しない場合は、[キャンセル] を選択します。
[Create a key-value tag (キーと値のタグを作成)]。[Key] テキストボックスにキーを入力し、[Value (値)] テキストボックスに値を入力します。タグの入力を完了したら、[保存] を選択します。タグを追加しない場合は、[キャンセル] を選択します。
キーと値のタグは、一度に 1 つ追加するたびに保存します。さらにキーと値のタグを追加するには、以上のステップを繰り返します。
注意
「キーのみ」のタグと「キーと値」のタグの詳細については、「Amazon Lightsail のタグ」を参照してください。
[ディスクの作成] を選択します。
数秒後、ディスクが作成され、新しいディスク管理ページが表示されます。
リストからインスタンスを選択し、[アタッチ] を選択して、新しいディスクをインスタンスにアタッチします。
ステップ 2: インスタンスに接続し、ディスクをフォーマットしてマウントする
ディスクを作成してアタッチしたら、Lightsail でインスタンス管理ページに戻ります。
デフォルトでは、[接続] タブが表示されます。
[SSH を使用して接続] を選択してインスタンスに接続します。
次の内容を入力します。
lsblk
次のような出力が表示されます。
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT xvda 202:0 0 80G 0 disk └─xvda1 202:1 0 80G 0 part / xvdf 202:80 0 64G 0 disk
lsblk
の出力は、ディスクパスからプレフィックス/dev/
を削除します。ディスクにファイルシステムを作成する必要があるかどうかを確認します。新しいディスクは未加工のブロックデバイスであるため、マウントして使用する前に、ボリュームにファイルシステムを作成する必要があります。スナップショットから復元されたディスクには、多くの場合既にファイルシステムがあります。既存のファイルシステムの上に新しいファイルシステムを作成した場合、データが上書きされます。特殊な情報 (ファイルシステムの種類など) を一覧表示するには、次のコマンドを使用します。
sudo file -s /dev/xvdf
新しいディスクでは、次のような出力が表示されます。
/dev/xvdf: data
次のような出力が表示される場合、ディスクに既にファイルシステムがあることを意味します。
/dev/xvda1: Linux rev 1.0 ext4 filesystem data, UUID=1701d228-e1bd-4094-a14c-12345EXAMPLE (needs journal recovery) (extents) (large files) (huge files)
次のコマンドを使用して、ディスクに ext4 ファイルシステムを作成します。device_name をデバイス名 (例:
/dev/xvdf
) に置き換えます。アプリケーションの要件またはオペレーティングシステムの制限に応じて、ext3
、XFS
など、異なるファイルシステムの種類を選択できます。重要
この手順では、空のディスクをマウントすることを前提としています。既にデータが含まれるディスク (スナップショットから復元したディスクなど) をマウントする場合は、ディスクのマウント前に
mkfs
を使用しないでください。代わりに、この手順のステップ 6 に進んでマウントポイントを作成します。ステップ 1 を実行した場合、ディスクがフォーマットされ、既存のデータが削除されます。sudo mkfs -t ext4 device_name
次のような出力が表示されます。
mke2fs 1.42.9 (4-Feb-2014) Filesystem label= OS type: Linux Block size=4096 (log=2) Fragment size=4096 (log=2) Stride=0 blocks, Stripe width=0 blocks 4194304 inodes, 16777216 blocks 838860 blocks (5.00%) reserved for the super user First data block=0 Maximum filesystem blocks=4294967296 512 block groups 32768 blocks per group, 32768 fragments per group 8192 inodes per group Superblock backups stored on blocks: 32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208, 4096000, 7962624, 11239424 Allocating group tables: done Writing inode tables: done Creating journal (32768 blocks): done Writing superblocks and filesystem accounting information: done
次のコマンドを使用して、ディスクのマウントポイントディレクトリを作成します。マウントポイントとは、ディスクをマウントした後、ファイルシステムツリー内でディスクが配置され、ファイルの読み書きが実行される場所です。mount_point を場所 (例:
/data
) に置き換えます。sudo mkdir mount_point
ディスクでファイルシステムが作成されたことを確認するには、次のコマンドを入力します。
sudo file -s /dev/xvdf
/dev/xvdf: data
の代わりに、以下のような出力結果が表示されるはずです。/dev/xvdf: Linux rev 1.0 ext4 filesystem data, UUID=0ee83fdf-e370-442e-ae38-12345EXAMPLE (extents) (large files) (huge files)
最後に、次のコマンドを入力して、ディスクをマウントします。
sudo mount device_name mount_point
新しいディスクマウントのファイルのアクセス許可をプレビューして、ユーザーとアプリケーションがディスクに書き込みできることを確認します。ファイルのアクセス許可の詳細については、『Amazon EBS ユーザーガイド』の「Amazon EC2 ボリュームを使用できるようにする」を参照してください。
ステップ 3: インスタンスを再起動するたびにディスクをマウントする
通常は、Lightsail インスタンスを再起動するたびにこのディスクをマウントしてください。マウントしない場合、このステップは省略可能です。
システムブート時に常に、このディスクをマウントするには、
/etc/fstab
ファイルにデバイス用のエントリを追加します。/etc/fstab
ファイルのバックアップコピーを作成すると、編集中に誤って破壊/削除してしまった場合にこのコピーを使用できます。sudo cp /etc/fstab /etc/fstab.orig
任意のテキストエディタ (例: vim など) を使って
/etc/fstab
ファイルを開きます。変更を保存するには、ファイルを開く前に
sudo
と入力する必要があります。次のフォーマットを使って、ディスクのファイルの最後に新しい行を追加します。
device_name mount_point file_system_type fs_mntops fs_freq fs_passno
たとえば、新しい行は以下のようになります。
/dev/xvdf /data ext4 defaults,nofail 0 2
ファイルを保存し、テキストエディタを終了します。